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2012年度研究紹介

2012年度卒業研究

インターネット上での利用を前提とした建築改修事例用ナレッジベースに関する研究

本研究では、専用ソフトが不要で、不特定多数のユーザーがいつでもどこでも利用可能なナレッジベースの試作を行った。具体的には、FileMaker Pro上でナレッジベースを試作し、同ソフトのWeb 公開機能を用いてインターネット上に公開した。また、試作ナレッジベースの実用性を評価するため、被験者による試用実験を行った。

高経年戸建住宅団地における水回り設備機器及びサッシの更新実態調査

既往研究によれば、水回り設備機器の使用年数は約20 年と報告されているが、高度成長期を中心に大量供給された戸建住宅団地の多くは分譲開始から20年以上が経過している。本研究では、2つの郊外戸建団地における水回り設備機器及びサッシに関する更新実態を明らかにした。

 

少ない撮影枚数での実用化を想定した写真計測の精度に関する研究

写真計測で精度を確保するには、できるだけ多くの写真を用いることが望ましいが、その撮影やデータ入力等に多くの時間が必要になるため、本研究では、過去の研究をもとに、新たに「奥行き距離が異なる複数点の測定」「10m以上の距離からの撮影」を加え、3 枚の写真を用いた場合の精度検証を行った。

 

ストック住宅における浴室更新の実態とその周期に関する研究

高度経済成長期を中心に大量に供給された郊外戸建住宅団地は地区30年~50年程が経過し、その間建材や設備の性能は大きく向上した。近年では、保温浴槽や節水式シャワーなど省エネに関する開発が盛んであり、ストック住宅の多くでは、リフォームや建替えなどを行うことにより、これらの性能と仕様の向上に対応させてきた。本研究では、供給時期が異なる2つの郊外戸建住宅団地を対象に、各々の浴室環境の現状とその傾向、改修周期等を明らかにした。

 

建設現場での一般利用を想定した3次元写真計測の実用精度に関する研究(修士論文)

本研究では少ない写真枚数で多くの測定点を写し込んだ場合の、3次元写真計測における、各寸法の測定誤差を分析し、精度向上のための考察を行った。その結果、基準点までの距離に対する奥行き方向の寸法比が一定以上大きくなれば、誤差が極端に大きくなること、その値が0.4程度以下であれば、誤差は5~6ピクセル以下に収まることなどが明らかになった。 

 

戸建住宅団地における居住状況の設備機器等の更新・改修に与える影響に関する研究(修士論文)

本研究では、高度成長期以降に大量に供給された戸建住宅団地の居住実態と設備機器等のリフォーム実態を明らかにした。併せて、団地の居住状況とそれら設備機器等のリフォームの実態の関係についての分析を行った。

 

郊外戸建住宅団地における外壁更新の実態に関する研究(修士論文)

過去に供給された郊外戸建住宅団地の多くは現在、建替え・改修を経て大きく様変わりした。本研究では、3団地での比較分析により、既存団地におけるストック住宅の外壁の現況、更新の実態及びその要因を明らかにした。

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