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2009年度研究紹介

2009年度卒業研究

ビル斜壁部の劣化状況の把握

屋根とも壁ともいえない「斜壁」の外壁劣化による事故が増加し、問題となっています。本研究は自由が丘・武蔵小杉を対象に、斜壁の劣化状態を詳細に調査するとともに、方角、角度、築年数などから劣化の状況および落下の危険性の関連性について考察しました。

ビル斜壁部の劣化状況の把握

 

戸建住宅の更新履歴の研究

住宅の長寿命化が本格的に求められる中、戸建住宅が何時、どのように更新されてきたかについて、アンケート調査を行い、それらの履歴を明らかにした上で、竣工から各部位の改修までの年数や家族構成の変化など、様々な要因と住宅更新との関係を分析しました。

  

 

 リノベーション・コンバージョンの施工性の研究

住宅リノベーション工事の中心的な役割を果たす内装下地工事の合理化に向けて、新工法の開発が試行されていますが、戸別の改修工事のため、これまで詳細な施工性の比較分析はほとんど行われてきませんでした。本研究では、リノベーション工事向けに開発された床・天井下地工法について、長時間ビデオ撮影を用いた詳細な工数調査・分析を行い、その実態を明らかにしました。

     

 

新しいインフィル・システムの研究

可変性が高く、多様なスケルトンに適用可能な空間構成手法としての「入れ子状空間ユニット」の有効性を明らかにするため、既往の住宅事例をとりあげ、それらの設計手法を整理・分析し、インフィルとしての特徴を明らかにするとともに、新しいインフィル・システムの可能性について考察しました。

新しいインフィル・システムの研究

 

新しいスケルトン・システムの研究

ほとんどの集合住宅は、住戸の高さ方向はほぼ固定されているため、スケルトンは限られた平面方向の自由度しか有していませんが、高さ方向が異なるスケルトンを組み合わせれば、多用な住戸を実現することが可能になります。本研究は、立体的な空間構成をもつ集合住宅事例を収集・分析した上で新しいスケルトン・システムの可能性について考察しました。

   

 

集合住宅における緑化条例と緑化状況の関係に関する研究

都や区では街並み改善やヒートアイランド対策等の目的から、条例により緑化を推進していますが、狭い敷地面積と高い建蔽率のため、一般市街地における緑化状況は必ずしも十分でありません。本研究は、世田谷区と目黒区にまたがる自由が丘駅周辺の共同住宅を対象に、緑化条例が地上部の緑化に及ぼしてきた影響や改善効果等について分析・考察しました。

集合住宅における緑化条例と緑化状況の関係に関する研究

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