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本学科では,カリキュラムに定めた科目を修めて卒業することにより,建築実務の経験が2年以上あれば一級建築士試験を受験することが可能となる。また,本学科を修めて卒業することにより,建築実務の経験がなくても,二級建築士試験を受験することが可能となる。
一級建築士試験の「建築実務」経験の要件は,設計・工事監理に必要な知識・能力を得られる実務に限定されている。具体的には,「建築士法第14条第一号及び第四号の国土交通省令で定める建築に関する実務(建築実務)」に示されており,概括的にみれば,①建築物の設計に関する実務,②建築物の工事監理に関する実務,③建築工事の指導監督に関する実務,④工事施工の技術上の管理に関する実務,⑤建築確認等の審査に関する実務,⑥建築物の耐震診断に関する実務,⑦大学院教育課程による実務,があげられる。
このうち⑦の大学院教育課程による実務とは,大学院において,建築物の設計又は工事監理にかかる実践的な能力を培うことを目的として建築士事務所等で行う実務実習(インターンシップ)及びインターンシップに関連して必要となる科目の所定の単位数(30単位以上又は15単位以上)を修得した場合に実務の経験とみなされる2年又は1年の実務のことである。
本学大学院の場合,修士課程の授業科目の中で,「インターンシップ及びこれに関連して必要となる科目」の単位修得により,一級建築士試験の大学院における実務経験年数1年または2年が認定される。1年の認定がされた場合,大学院修了後,1年間以上の「設計・工事監理に必要な知識・能力を得られる実務」を経た上で,一級建築士試験の受験資格を取得することができる。2年の認定がされた場合,大学院修了後すぐに一級建築士試験の受験資格を取得することができる。
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