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佐藤研究室

研究室紹介

研究内容:各種建築材料の品質評価および高性能・高機能化,長寿命化手法の開発

本研究室では,幅広く建築物に使われる材料を取り扱っています.特に,コンクリートなどのセメント系建築材料では,高強度化や長寿命化などのほかに,リサ イクル材料の利用など,地球に優しい建築材料の開発などについても研究を行います.また,建築物が建築されてから年月が経つと品質が劣化してひびわれた り,美観性が損なわれるなどの問題が生じてきます.そのような新築直後の美観性から経年後の美観性の変化(エイジング)に関しても実験や調査を通して研究 を進めていきます.

社会との接点:安全で長持ちする建築物をつくる

長期優良住宅の普及の促進に関する法律が施行されましたが,その基本方針として「いいものを作って,きちんと手入れをして,長く大切に使う」社会へ移行 することが重要だと述べられています.このような社会を実現すべく,材料に関してナノからメートルの単位で幅広く研究に取り組んでおり,教員のこれまでの 成果は学協会の指針などに反映されています.

研究室の横顔

2010年4月より着任し,これから研究室をつくりあげていくところです.
何をテーマに研究するとしても,楽しみながらやる,ということが重要だと思います.建築材料は,建物を構築する上で,使用する材料がどのような性質を持 つか,どのように使うかによって出来上がった建物の性能に大きく影響するので,他の分野との関連性を考慮しながら興味を持って研究に取り組んでもらいたい と考えています.

主な研究テーマ

  • 超高強度コンクリートの材齢初期における水和過程および水分移動に関する研究
  • 各種セメントを使用した高強度コンクリートの強度管理手法の提案
  • 原子力発電所施設用コンクリートの品質管理手法に関する研究
  • 産業副産物のコンクリートへの利用技術の開発
  • 鉄筋コンクリート構造物の長寿命化手法に関する研究
  • コンクリートの色調制御:色むら,エイジングによる色調変化に関する研究
  • セメント系建築材料の防耐火特性に関する研究
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