メニュー 閉じる

add on tower

都市が収縮化に向かう時代に立たされ、都心の急開発により生まれたペンシルタワービル群での生活環境の悪化は建築界での大きな課題である。都心での生活が促進される背景に対して、都市におけるこれからの超高層建築の建築手法ついて提案する。
台北や香港の都市では、出窓やバルコニー、屋上家屋などの好き勝手な違法増築によって生活の営みや賑わいやが都市に滲み出ている。そういった生活と都市の間の浸透性が高い建築形態について着目し、建築物の内部と外部の関係性をもつ形態を“add on”(直訳:拡張、付加価値のあるもの)という建築方式として抽出する。建築に多様な形態を生む“add on”を超高層建築に構築し、均一な表層の超高層建築が並び無表情な姿になりつつある日本の都市の生活環境、未来像を脱却するための一歩を踏み出すビルディングタイプを計画した。

PAGE TOP