受賞対象:「気仙沼復興照明計画」
受賞概要:https://design-prize.sakura.ne.jp/archives/result/3043
土木学会デザイン賞は、土木構造物や公共空間において、計画・設計技術、制度活用、創意工夫などに優れた取り組みを表彰する権威ある賞です。
今回の受賞対象である「気仙沼復興照明計画」は、東日本大震災からの復興が進む中、市全体で一貫した光環境を構築することを目指したプロジェクトです。
従来のように整備エリアごとに照明を設計するのではなく、人が認識する“まち全体の空間”を一つの視点で捉え、境界部の見え方まで含めて光のデザインを行った点が大きな特徴です。
評価コメントでは、
「まちぐるみで地域の安全とアイデンティティとなる夜間景観をつくりだすデザインである。震災後、照明デザイナーが足しげく現地に通い、社会実験を重ねながら、複数の公共管理者のみならず事業者・住民も巻き込んで実現した、圧倒的な行動力に基づく取り組みである。」
と高く評価されています。

