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2010年度研究紹介

2010年度卒業研究

戸建住宅の外壁リフォーム・建替えにおける住まい手の選択行動に関する実態調査

高度経済成長期に供給された郊外型戸建住宅団地の多くは、建替えやリフォームなどによる更新を経験してきました。これには外壁の更新も少なくありませんが、デベロッパーによって計画された分譲時とは異なり、個々の住まい手の意思が直接反映されるため、その変化は多様です。本研究では具体的な住宅団地内の486住戸を対象に、目視調査及びアンケート調査を行い、外壁更新の実態とその要因(更新内容、選択理由等)との関係などについて分析・考察しました。

 戸建住宅の外壁リフォーム・建替えにおける住まい手の選択行動に関する実態調査

 

ミニ戸建て住宅に関する調査研究

宅地の分割による「ミニ戸建て住宅」が増加しつつあります。過去にもミニ戸建ては供給されてきましたが、最近は3階建てが中心で、宅地がより細かく分割される傾向が伺えます。本研究では、世田谷区玉堤一丁目を対象に、宅地の細分化とミニ戸建ての実態を、土地利用現況図の分析、建築計画概要書の分析、実地調査などから、平成以降における変化の実態を明らかにしました。

 ミニ戸建て住宅に関する調査研究

 

 三次元写真計測を用いた建築躯体の測定精度に関する研究

デジタルカメラの性能の飛躍的な向上により、写真により任意点間の計測や立体形状の把握等が比較的簡易に行える三次元写真測量が身近になりつつあります。一方、建築ストックの活用が盛んになっていますが、多くの既存建物は設計図や施工図が保存されず、スケルトンの寸法や形状を把握するには詳細な調査が必要になります。ここでは、簡易な三次元写真計測による建築躯体の計測を実験室・実物件双方において行い、測定精度と影響要因との関係を調べました。

  三次元写真計測を用いた建築躯体の測定精度に関する研究

 

集合住宅における立体住戸プランの分析とその応用

最近は集合住宅にも個性を求めて、吹き抜け、1.5層、段差といった住空間の魅力のある立体プランが多様化してきましたが、空間や床面積の利用効率がフラットよりも劣る等の理由から、その採用はごく一部に限られています。本研究は、各種の立体プランの事例を分類し、それぞれの利用効率を比較分析することで、それらの傾向や特徴を明らかにし、新しいタイプの立体住戸方式を用いた試設計を行うことにより、その可能性について考察しました。

集合住宅における立体住戸プランの分析とその応用

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