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2011年度研究紹介

2011年度卒業研究・修論研究

建築改修部位構法のナレッジベース化に関する研究

建築改修は個々の建物の条件が大きく異なるため、定型的な知識の体系化が難しいという問題があります。そのため、過去の建築改修に採用された多くの部位構法を「臨床データ」として蓄積し、それらの情報を容易に検索・参照でき、新しい改修設計に広く利用できるナレッジベース構築が有効になると考えられます。ここでは、誰でも閲覧でき、改修プロジェクト関係者自身が情報提供も可能な、参加型の『改修部位構法ナレッジベース』をネットサーバー上に構築することを目指し、その前段階として、リレーショナルデータベースソフト(Microsoft Access)上に試作システムを作成しました。

建築改修部位構法のナレッジベース化に関する研究

 

東日本大震災における応急仮設住宅の課題分析

東日本大震災においては、約5 万3 千戸の応急仮設住宅戸数が建設されました。しかしながら、これらの仮設住宅には依然として様々な問題が生じています。本研究ではそれらの問題を具体的に分析・整理しました。具体的には阪神淡路大震災の仮設住宅に関するこれまでの研究成果の分析をもとに、東日本大震災における仮設住宅の問題を、文献調査及び実地調査(東北3県・15団地)を通じた分析・考察により明らかにしました。

東日本大震災における応急仮設住宅の課題分析

 

横浜中華街・下北沢における建物斜壁部の劣化状況調査

平成21 年度に「自由が丘」「武蔵小杉」を対象地域に行った建物斜壁部の劣化状況調査を、新たに「横浜中華街」「下北沢」にて行い、その実態を明らかにするとともに、過去の結果と比較し、地域の違いによる影響の有無等について分析・考察しました。

 横浜中華街・下北沢における建物斜壁部の劣化状況調査

 

写真計測による建築部位の計測精度向上に関する研究

昨年度の研究では、写真計測において(解析ソフトの)オペレーション上の誤差が大きいことが明らかになりました。今年度の研究では、解像度が写真計測に与える影響を調べた上で、少ない撮影枚数かつマーカーを極力使用しない状況で、任意点間の測量精度とそれに影響する要因を明らかにするための一連の調査・分析を行いました。

写真計測による建築部位の計測精度向上に関する研究

 

集合住宅の個別改修工事における新規工法の習熟度に関する研究

本研究は、以前の研究の発展研究として、リフォーム用に新しく開発された内装下地工法を調査対象に、その工数を習熟前、習熟後で詳細に調査、分析することにより習熟の実態を明らかにしました。

 集合住宅の個別改修工事における新規工法の習熟度に関する研究

 

集合住宅の戸別改修工事における内装下地工法の生産性に関する研究(修士論文)

本研究では、上記の卒業研究の内容に加え、在来工法での工数調査の結果との比較により、新工法の生産性を、総合的に評価・分析しました。これにより、戸別改修工事においても、習熟すれば新工法の採用が生産性向上に有効であることを、詳細な工数データにより示しました。

集合住宅の戸別改修工事における内装下地工法の生産性に関する研究(修士論文)

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